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10/19 小児の歯並びの治療について

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

院長、竹島です。

今回は小児の歯並びの治療の一部に関しまして記載させていただきます。

 

現代では歯の重要性が広く認知されるようになってきました。
日々、保護者の皆様のお子様のお口に対する関心も非常に高くなってきているのを、感じております。

そのお陰で、個人差はありますが全体的に小児の虫歯は減少してきております。これは非常に素晴らしい事です。(理想は小児のうちから虫歯予防に取り組み、永久歯を一本も虫歯にしない事です。)

虫歯は減ってきておりますが、他に心配な事としまして、歯並びの良くない小児が増えてきております。これは食生活の変化によるものだと考えられております。

柔らかくて味付けも濃いめの加工食品が増える事で、噛む回数や強い力で噛み砕くことが減り成長中の顎の骨への刺激が減るせいであるといわれています。

 

小児の歯並びの不正は、何種類かに分類されておりますが、今回はその中でも「叢生」(そうせい)と呼ばれるものに対する当クリニックの治療方針を記載します。

「叢生」とは図のように、歯の生えるスペースと歯の大きさのバランスが崩れた状態をいいます。
歯の大きさが大きかったり、歯の生えるスペース(アゴ)が小さかったりすること原因です。
歯が正しい方向に生えずにねじれを伴っていたり、歯と歯が重なり合っている状態のことを言います。 一般的には乱ぐい歯と呼ばれています。

「叢生」になる可能性があることは、乳歯が抜けて永久歯が萌出してくる5歳〜7歳の頃に判明することが多いです。

 

当クリニックでは、この叢生に対しまして、小学校の低学年のうちに「拡大床」と呼ばれるオーダーメイドのマウスピースを使いまして治療を行う事をお勧めしております。

「拡大床」という装置は、設置されているスクリューを回転させる事で装置自体を水平方向に拡げていく事ができます。
成長中の顎の骨に継続的に拡がる力をかけ続ける事で、実際に顎の骨も拡がっていき、歯が並ぶスペースができ、歯並びが改善されていきます。

 

この図は「叢生」の原因を葉が並ぶための顎の骨の大きさをベンチに例えたものです。

顎の骨(ベンチ)が小さいと歯が綺麗に並びません。このベンチを拡げてあげる事で上に座る歯に綺麗に並んでもらいます。

保育園や学校から帰ってきたら1日のうちのなるべく長い時間をお口の中に装着していただきます。
特に就寝時に装着していただく事が重要です。

 

この拡大床を使用した叢生の歯並びを改善させる矯正治療のメリットは

  • 5歳〜から開始できます。
    早いうちから始める事で、問題が大きくなる前に解決する事ができます。
  • 金具やワイヤーを用いいる、ブラッケト矯正よりもコストがかからないです。
  • 矯正の装置のせいで虫歯になる心配はありません。
  • 成長に合わせて口腔の機能を整えていく事ができます。

今回は歯並びの不正のうちの「叢生」に対する、当クリニックの治療方針について記載させていただきました。その他の歯並びの不正に対する治療方針もまた別に機会に記載させていただきます。

10/23 日本の保険制度について

こんにちは、廣冨です。
今回は「国民皆保険制度」の功罪について記します。


外国では貧困のために医療(治療)を受けられないこともあると聞きますが、日本には国民皆保険制度(以降保険)があり、治療費の負担が非常に軽く済むようになっています。


特に滑川市のお子さんについては、高校生等まで保険医療費が助成されており、経済的理由により治療を受けられない場合はあまりないように思われます。


ここで話を歯科に限定してみます。保険のお陰で治療が受けやすい一方、
「(費用もそう高くないので)悪くなったら直せば良い」
と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし歯科治療では、厳密には「直せていない」ものもあります。


例として、むし歯の治療ではむし歯になった部分を削り取っていますが、削った部分を元の組織(歯質)に戻すことができないので、人工物で置き換えています。
元の健康な組織に戻すことが、厳密に直すことになるのではないでしょうか?
そして一度人工物に置き換えられた部分は、元の健康な組織に比べると再度むし歯になってしまう可能性が高い傾向にあります。


結局、完全に直せない場合には、「悪くなったら直せば良い」という考え方は成り立たないことになります。
結論としましては、最初から悪くしない(病気にならない)ことが最も重要で、予防に努めるのが適切と言えるでしょう。

10/31 歯周病と認知症

こんにちは。斉藤です。

先日、歯周病と認知症の関連についてのニュースが話題になりました。歯周病と全身疾患の関連については以前から研究が進められており、「ペリオドンタルメディシン(歯周医学)」という学問分野があります。

代表的な疾患としては、糖尿病、低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症などが挙げられます。特に糖尿病については、歯周病と双方向性の関連性が指摘されており、糖尿病の血糖コントロールが悪化すると歯周病も進み、歯周病により歯ぐきの炎症が悪化すると血糖コントロールも悪化することが知られています。また、海外での研究になりますが、2015年には歯周病と乳がんについての関連を指摘する内容の論文も報告されています。

今回話題になった歯周病と認知症の関連についてはその全容は明らかになっていませんが、お口の中をきれいに保つことが、様々な全身疾患の発生を予防するための1つのよい習慣にあたると言ってもよいのではないでしょうか。

歯を毎日丁寧に磨いたとしても1回数分ですみます。全身疾患の予防につながると思えば毎日忘れずに継続して続けられるのではないでしょうか。

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