治療内容の説明を十分に行います。滅菌、消毒等感染対策に気をつけています。

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8/10 イソジンによるうがいの効果

こんにちは。院長の竹島です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に関するニュースが日々報道されていますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は新型コロナウイルス関連で気になる報道がありましたので、記載させていただきます。
気になったものは、大阪の吉村知事のポビドンヨード(イソジン)によるうがいに関する報道です。
吉村知事の発言によって、イソジンなどのうがい薬が一時的に店頭からなくなるという事態が起こりました。
コロナウイルスの感染から予防しようという考えから起こった事態だとは思いますが、イソジンによるうがいには心配なことがあります。

 

ポピドンヨードは消毒の薬としてはとても強力なものになります。
強力な薬剤で頻繁にうがいをしますと、お口の中にいる良い菌まで殺してしまったり口腔粘膜を傷つけたりすることで、歯周病に弱くなってしまうことが考えられます。
また、良い菌まで殺してしまうことで逆にコロナウイルスにかかりやすくなってしまうかもしれません。

 

以前に行われた京都大学の研究グループによると、ポピドンヨード液でうがいをし続けると何もしないよりも風邪に感染しやすくなったというものがあります。
研究では

  1. ポピドンヨード液でうがいをし続ける群
  2. 水道水でうがいをし続ける群
  3. 何もしない群

の3グループで風邪に感染しやすさを比較したものです。

結果としては

水道水 >> ポピドンヨード ≒ 何もしない

の順に感染しにくいというものでした。

京都大学HP(リンクはこちら)より

風邪やインフルエンザに関してはポピドンヨード液でうがいを続けると逆効果であるということがこの実験から推察されます。

 

この研究は有名なもので、保険診療で風邪の予防のためにポピドンヨード液を処方することは認められていません。

一時的にイソジンでうがいをするのは良いかもしれませんが、継続して頻繁に使用されるのはお勧めしません。
もし購入された方がいらっしゃいましたらご注意ください。

8/20 Slow Dentistryという考え方

こんにちは、廣冨です。

先日、歯科医療について「スローデンティストリー(Slow Dentistry)」という考え方があることを初めて知りました。

この概念は、歯科を受診する患者さんに向けられたものと、歯科医療従事者に向けられたものと分けられるようですが、良い歯科医院を選ぶ際の手助けにもなると思いますので、ご紹介いたします。
Slow Dentistryについては、ポルトガルのリスボンで開業されているMiguel Stanley先生が提唱者のお一人として中心的な役割を果たされています。

日本では少し前に「スローフード」という考え方が広まりました。スローフードとは、ファストフードと相対する概念で、"伝統的な食材や料理方法を守り、質のよい食品やそれを提供する小生産者を守り、消費者に味の教育を進める"というものです。
生産者(歯科医療従事者)と消費者(患者さん)の双方を考慮するという点で、Slow Dentistryにはスローフードと根本的に相通ずるものがあるのではないかと、個人的に考えています。

Slow DentistryのHPを拝見しますと、Slow Dentistryに不可欠なものとして以下4点が紹介されていますので、要約を記します。少々専門用語が出てきますが、ご了承ください。

1.麻酔
治療を始める前に、治療部位に麻酔を十分に効かせる。(ただし必要な場合に限る)

2.ラバーダム(ゴム製のマスクのようなもの)
唾液等が入り込んで感染しないよう、根管治療(歯の神経の治療)あるいは歯が孤立している必要のある治療には、ラバーダムを使用する。

3.処置室の消毒
交差感染を防ぐため、ガイドラインに則って歯科ユニットを十分かつ適切に消毒する(手洗い、ユニットのチェアー部分、種々の取手、床、種々の表面などを含む)。

4.インフォームドコンセント
治療によるリスクと恩恵を注意深く患者に説明することで、治療内容の十分な情報、署名および理解に基づいた患者の承認を得る。


上記はSlow Dentistryの概念の一部ではありますが、良好な歯科医療を提供しているかどうかを判断する際の一助になるように思われます。
ちなみに、私たちのミントクリニックを顧みてみますと、すべてが満点とはいきませんが、各項目ともかなり良いレベルにあるように思います。

8/30 唾液を用いたがんのリスク検査について

こんにちは。斉藤です。

今回は、最近注目されてつつある検査法について紹介したいと思います。

その検査とは、サリバチェッカー®と呼ばれる唾液を用いたがんのリスクを評価する検査です。唾液を検体として膵がん、肺がん、大腸がん、乳がん、口腔がんの5つについて同時にリスクについて分析することができます。

(詳細についてはhttps://salivatech.co.jp/をご覧ください)

痛くなく5分程度で終わる検査であることから、メディアにも注目されはじめており、今後普及が広がっていくと思われます。

当院でも先日オンラインセミナーを受講しまして導入する方向で計画を進めております。

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